こんにちは、美容ライターの平野香奈絵です。
オーガニックやハーブ好きの方にはなじみのあるハッカ(英語でペパーミント)ですが、効果・効能が使い方で変わることはご存知ですか?
今回は、たくさんのハーブの中でもベーシックなものでありながら、多岐に渡るハッカのパワーをご紹介します。
ハッカ(ペパーミント)とは
日本でのハッカの正式名称はニホンハッカ(日本薄荷)といいます。ハーブの一種であり清涼感がある爽快な香りが特徴で、多く含まれているメントールの性質を使って昔からお菓子や飴などの香料として用いられています。
ただ残念ながら現代社会では、化学的に合成されたメントールが使用されているケースが多いのも事実です。天然のハッカは栽培が難しく希少になりつつありますが、同じようなハーブとして海外ではペパーミントが大量に栽培されています。ハッカと比べるとメントールの含有率は50〜60%と低いですが効果・効能は同じです。
ハッカ(ペパーミント)の効果・効能
■西洋では古くから軽い病気の薬として、健胃、制吐、抗痙攣、発汗を促して体を冷やす、病後の回復などの目的として使われている
■イギリスでは、消化不良や気管支炎、過敏性腸症候群の治療薬としていくつかの医薬品に使用されている
■アロマテラピーでは、気分をリフレッシュさせる、落ち着かせる、またニキビや皮膚炎、喘息、消化不良、歯痛の緩和など様々な効能が唱えられている
【スキンケア編】マスクパックで引き締め肌
ハッカに含まれるメントールには、鎮静効果と殺菌効果・さらに収斂(しゅうれん)効果があるため、毛穴をきゅっと引き締め肌を清潔に保ち、炎症などから落ち着かせる効果が期待できます。
メントールは肌に触れるとひんやりとするような感覚ですが、火照った肌を冷却するように落ち着かせながら開いた毛穴に効果てきめん。肌のキメを整えます。
マスクパックにまんべんなくハッカ油をふきかけそのままパックすれば、パックの効果とハッカの有効成分が存分に味わえる方法です。使用するハッカ油やペパーミントオイルは天然なものほどよさそうですね。
【食事編】スムージーで胃をスッキリ!
ハッカは巷のスーパーでは手に入りにくいので、市販でも手に入れやすいペパーミントを使います。ペパーミント自体はハーブティーで摂取することはできますが、スムージーとして生で使用するのもおすすめです。効果・効能にも述べたように胃の消化を助けてくれるため、ちょっと食べ過ぎた翌日の朝、いつのもスムージーにペパーミントを入れてみてはいかがでしょうか?
お水の中にミントを入れて、抽出されたエキスをそのまま飲むというのも簡単でおすすめです。
【お役立ち編】虫さされ、虫よけ対策に
ハッカやペパーミントに含まれるメントールは、虫、とくに蚊が嫌がる成分が入っています。刺される前に全身にハッカやペパーミントの油をお水にいれたものでスプレーしたり、オイルを塗っておくのが対策としておすすめ。
もし刺されてしまった場合でもそのまま患部に塗ってみましょう。炎症による痒みが落ち着きますよ!因みにペパーミントと同じ分類のレモンバーベナでも応用可能です。アロマテラピー効果も楽しみながら、虫除けも対策。一石二鳥ですね。
おわりに
いかがでしたか? 味も美味しい、肌にもいい、身体の内側にもいい万能なハッカ、その役割を今一度見直してみてもいいのではないでしょうか。
また、ハッカ配合のマスクパックは冷蔵庫で冷やして使うこともおすすめです。ハッカそのものの毛穴縮小効果と、冷却効果で一石二鳥の効果が得られますよ!ハッカを見つけたら是非取り入れ方を思い出してみてくださいね。
美容ライター:平野香奈絵 | ![]() |