美容ライター: 平野香奈絵
こんにちは、美容ライターの平野香奈絵です。
皆さまは、韓国といえば何を思い浮かべますか?韓国料理、韓国コスメ、韓国ドラマ、韓国アイドルなどなどいろいろとあると思いますが、女性から見ると韓国=美容大国と思っている方も多いのではないでしょうか。
私の周りでも、エステや最新の治療を受けるために韓国へ行く人が多く、その美意識の高さに驚かされることがあります。さて今回は、そんな韓国の食事面から美人の秘訣をご紹介したいと思います。
その1:食後にコーヒー
まず、韓国人が一番よく飲む飲料。それはコーヒーです!韓国のほとんどの飲食店には、レジ近くに無料のコーヒーマシーンが設置されています。
ではなぜコーヒーが美容にいいのでしょうか?
そしてなぜ、韓国人は食後によくコーヒーを飲むのでしょうか?
余談ですが私もよく韓国へ行くと、韓国人の叔母や叔父に「コーヒーを淹れようか?」「コーヒーを飲みに行こう」と1日に何回も言われます。カフェの店舗数はとても多く、いつもにぎわっています。
■コーヒーに含まれるポリフェノールが脂を分解、燃焼
コーヒーに含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸とカフェインは、脂肪を燃焼させる効果があると近年の研究が盛んです。さらに見逃せないのは効率よく脂質を燃焼してくれ、エネルギーに変換されるため体脂肪が低減するということです。
食後に飲む理由は、コーヒーに含まれる成分が食事の脂を分解するから。食後のコーヒー習慣は、まさに理にかなっている方法ではないでしょうか。
その2:お肉を食べる時は生たまねぎも一緒に
韓国では焼肉を筆頭にお肉料理が豊富です。お魚料理もたくさんありますが、日本のような島国ではないため自国で穫れる産地が限られています。それに韓国のお魚料理はほとんどが調理済みのもの。
さてこのようにとにかく、お肉を多く食べる習慣のある韓国のほとんどの焼肉店では、焼肉の時のつけダレはタレ単品ではなく、タレと一緒に千切りの新鮮な生たまねぎが添えられて出てくることが多いです。
そしてまたまた私事の余談ですが、韓国の叔母の家で食事をしていると度々「身体にいいから食べなさい」と生たまねぎのざくぎりが出てくることがあります。焼肉と生たまねぎの組み合わせは、韓国では鉄板メニューのひとつなのです。
■生たまねぎのタンパク質分解酵で消化促進
たまねぎには、お肉と一緒に食べると良いとされるタンパク質分解酵素が含まれています。この酵素は、お肉の固い繊維質を素早く分解し、消化を助ける働きがあります。生たまねぎをサラダとして食べると血液さらさら効果があることは知られていますが、食べるもので働きが違うたまねぎの持つパワーはあなどれません。
その3:乳酸菌をよくとる
発酵食品が豊富な韓国料理は、乳酸菌をよくとる食文化とも言えます。
まっさきに思い浮かぶのはキムチ。ですが、キムチ以外にもよく摂取されているお酒のマッコリからも良質な乳酸菌がとれますし、ナムルなど料理の添え物として出てくるものの中には、漬物がたくさんあります。それに何より私が注目しているのは、コンビニに入るとたくさんある日本で言うヤクルトのような乳酸飲料の数々です。
乳酸菌を摂取することは、ここ最近でもよく耳にする「腸内フローラ」にも有効ですよね。ダイエットにも美肌もサポートしてくれる大切な乳酸菌、一日の中で何かしらの乳酸菌がとれる状態である韓国の食文化は、必然的に美容サポートになっていることは間違いなさそうです。
■おすすめの乳酸菌飲料
ずばり、ヤクルトスムージーです。
私はコールドプレスジュースより断然、食物繊維が採れるスムージー派なのですが、スムージーを作る際に少しお水を加える必要がある場合がありますよね。そのお水をヤクルトに変えてみてください。味も美味くなって栄養も摂れて乳酸菌も摂取できる、いいことづくしのドリンクになりますよ。
おわりに
その1で紹介した食後のコーヒーを日本で置き換えるとしたら、緑茶です。今でさえ若い方達の間で緑茶を習慣的に飲むことはあまりないかもしれませんが、緑茶に含まれるカテキンも、コーヒーに含まれるクロロゲン酸のように、脂質を分解し、体内を殺菌してくれる効果があります。
食後にコーヒー、もしくは緑茶。そんな何気なく取り入れられる食事習慣を、今日から取り入れてみてはいかがでしょうか?
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