美容ライター: cozycozy
女性がほぼ毎日することといえば、お出掛けまえのメイク。
その日の気分や服装に合わせたメイクがばっちり決まると、気分良く過ごせますよね。でも、あなたは本当に自分を「きれい」に「若々しく」見せるメイクができていますか?トレンドを取り入れず、昔からずっと同じメイクをしていると、気付かないうちに「老け顔になっていた…」なんてことも。

毎日のメイクでやってしまいがちなNGパターン3つ
そこで今回は、ついやってしまいがちだけど老け顔に見えてしまうダメなメイクをご紹介。さらに、コスメやメイクに関する正しい知識を学べる人気の美容資格「日本化粧品検定」を主催している小西さやかさんの著書「コスメのプロが毎朝、実践する 1分メイク&1分スキンケア」を参考に、ダメメイクの改善方法を解説します。
ダメなメイク1
まだ眉変えてないの?「アムラー風細眉」
今でもやっている人が意外に多く、老け顔な印象を与えてしまうのが細眉です。
特に、アムロ世代(※)の方は、若いころからずっと細眉が当たり前のまま、同じメイクをしている方が多くいらっしゃいます。
安室奈美恵がデビューしてから20年以上たった今、細眉はすっかり過去の流行となりました。
今のトレンドは、ナチュラルな太眉。やはり時代を感じるメイク方法は、老けた印象を作ってしまいます。
※安室奈美恵に憧れて育った世代のこと。社会現象にもなった。

一世を風靡した、安室奈美恵さんのスタイル。
Namie Amuro at the 2010 World Music Awards at the Monte Carlo Sporting Club, Monaco. May 18, 2010 Monaco, France Picture: Paul Smith / Featureflash
アムラー風の細眉を改善する方法
ナチュラルな太眉へ移行しましょう。そのときに意識したいのが、眉の理想型です。
眉の理想型を作るためのポイントは「眉頭・眉山・眉尻の位置」。
眉頭は目頭の真上、眉尻は小鼻と目尻を一直線に結んだ延長上になるようにします。さらに、眉頭から眉尻までの約3分の2の位置に眉山が来るように、眉の形を整えてください。このバランスをキープできると、美人顔に仕上がります。
長年細眉にしていたせいで、眉毛が生えてこないという方は、眉ペンシルを使って眉尻と眉山にしっかりと眉毛を書き足しましょう。
さらに、パウダーで毛が薄いところを補えば、もとの眉毛が少なくても、自然な太眉になれますよ。
ダメなメイク2
意外と引けていない「インサイドのアイライン」
目力をアップさせるためには欠かせないアイラインですが、まつ毛の根本の粘膜の部分までしっかり引けていますか?
インサイドのアイラインを引いていないと線が浮いて見えてしまい、化粧が濃くて不自然な印象に。濃い化粧は老け顔に見える原因になりますから、必ずインサイドラインを埋めて、よりナチュラルで若づくり感のない目元を目指しましょう。
不自然に浮いたアイラインを改善する方法
インサイドラインを引くときは、目を開けてまっすぐ前を向いたときに見える、まつ毛の下の粘膜を埋めることを意識します。
ペンシルアイライナーならまつ毛の隙間を埋めるように、リキッドアイライナーならまつ毛の生え際ギリギリ上に筆をあてるようにして描きましょう。

まつ毛の間を埋めるようにして引く、インサイドアイライン。
もし、インサイドにうまくラインを引けないなら、アイシャドウで目元印象をアップする方法もおすすめ。濃い色のスティックシャドウを目の際にのせ、指の腹を使って放射状にぼかしていきます。ナチュラルなグラデーションが完成し、簡単に目力をアップできます。
ダメなメイク3
厚塗り感には理由があった「目・口周りのファンデーション」
お肌の赤みやシミなどを隠そうとするあまり、つい重ね付けしてしまうファンデーション。しかし、ファンデーションを厚塗りすると時間とともに崩れてしまい、顔の印象を老けさせてしまいます。
ファンデーションをナチュラルに仕上げるポイントは、動きが多いパーツの周りを薄付きに仕上げること。これを簡単に叶えてくれるメイク方法をご紹介します。

ファンデーションを綺麗に塗るコツ。
厚塗りを防止してナチュラルな美肌に仕上げる方法
ベースメイクに使う基本アイテムは、BBクリーム・チーク・ハイライト・シェーディングの4つだけ。
まず、パフを使ってBBクリームを顔全体に均一に伸ばして色むらをカバーしたら、頬にチークをのせます。次にTゾーンにハイライト、フェイスラインにシェーディングを入れれば、パウダーレスな立体顔が完成!
シミやクマが濃くて気になる方は、このベースメイクにコンシーラーを追加してカバーすればOKです。
必要以上に厚塗りすることなく自然に仕上げることで、より若々しく見えます。
メイクをアップデートして、もっと若々しい印象に!
▲青春出版社:コスメのプロが毎朝、実践する 1分メイク&1分スキンケア
眉・アイライン・お肌は、顔全体の印象を決める重要な部分。ここにNGなメイクをしてしまったら、厚化粧で古めかしい老け顔になってしまうのもうなずけます。
最近、メイク方法がずっと変わっていなかったという方は、メイクのアップデートをお忘れなく。
ダメなメイクから抜け出し、程良くトレンドを取り入れた若々しいメイクに切り替えてみてくださいね。