薬剤師・国際中医薬膳師: ゆっこ
初めまして、薬剤師・国際中医薬膳師のゆっこと申します。
自然を愛し、自然と共に生きることをテーマにしております。
自然の力で、健康に...そして美しくなってほしい。それが私の願いです。
第一弾は、ストレスが顕在化するまえに簡単に取り入れることができる食材についてです。

ストレスとうまくつき合う方法
今の世の中、ストレスを抱えてる人多いですよね。
人間関係のストレスや、過労によるストレス...自分なりのストレス解消法を持ってる人はいいですが、持ってないとストレスが蓄積され、体に様々な影響が出てきます。
「喉がつっかえた感じがする」のはストレスが原因!?

病気ではないのに、のどがつっかえた感じがする…
「喉がつっかえた感じがする」と言ってる人、周りにいませんか?
実際何も喉にはないのに、病院でも異常はないのに、なぜかつっかえた感じがする。
これは中医学で「梅核気」と言われるもの。
原因はまさしくストレスです。病院でこの症状を訴え、ストレスと診断されたら、ほぼ間違いなく「半夏厚朴湯」という漢方が処方されます。
漢方ってあまり効かないイメージを持たれがちですが、この漢方は喉の違和感には良く効きます。
ストレスによるダメージで気の巡りが悪くなる!
中医学での五臓「肝心脾肺腎」で、まずストレスでやられるのが「肝」というところです。
肝の生理機能の1つに、主疏泄というものがあります。
分かりやすく言うと、肝が気の巡りをスムーズにしているということ。
なので、ストレスで肝にダメージがあると、気の巡りが悪くなっちゃうんです。
その結果、気が滞ります。
これを専門用語で「気滞」といい、上に書いた「梅核気」も気滞に属します。
喉の気が滞り、喉に梅の種がつっかえているように感じているんですね。
気には推動作用(動かす作用)があるので、気の巡りが悪いと、血(けつ)の巡りも悪くなりやすいですし、水(すい)の巡りも悪くなりやすいです。

気の巡りを良くすること
血の滞りは「瘀血」、水の滞りは「水滞」といいます。瘀血で分かりやすい症状は、生理の時にドロっと塊が出ること、水滞なら浮腫みですね。
長々と述べてきましたが...
ストレスで肝がやられると、気の巡りが悪くなり、血の巡りも水の巡りも悪くなり、結果様々な不調が出ますよ、ってことです。
なので、ストレスを感じたら、その場その場でなるべく早く対処することをお勧めします。
簡単に手に入る、気の巡りを良くする食材は何!?
気の巡りを良くする食材を紹介しますね。

柑橘類は気の巡りを良くする
玉葱、ピーマン、かぼす、きんかん、グレープフルーツ、すだち、みかん、ゆず、ジャスミン...などです。
見ての通り、果実類が多いです。
これは香りの良いものが、気の巡りを良くするからなんです。
ストレス感じたな〜と思ったら、その日飲むお茶をジャスミンにしてみたり、料理に玉葱を多めに使ってみたり...難しく考えず、できる範囲で取り入れてみてください。考えすぎると、それがまたストレスになりますからね。

アロマでリフレッシュ
オレンジのアロマオイルなどでMy香水を作り、ストレスを感じたらすぐにシュッとしちゃうのもいいですよ。ちなみに、私もオレンジのアロマオイルで作った香水を持ち歩いています。
みなさんのストレスが少しでも和らぎますように...。
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