美容ライター: Myu
こんにちは、Myuです。
先日5月16・17日に行われた、第105回日本美容外科学会に参加してきました!
場所はANAインターコンチネンタルホテル東京。
赤坂の一等地に建つスタイリッシュなホテルです。
日本美容外科学会とは?美容外科とは?
日本美容外科学会は美容外科に関する研究、科学的知識と技術の普及発達、美容外科の学術上の地位の確立を図るため、昭和41年に創設されました。
医道に則り、美容外科を通じて人類の健康と幸福の増進を図ることを目的としているそうです。
簡単に言うと、医学の力で皆さんが幸せに暮らせるお手伝いをするということでしょうか。
美容外科医は現在全国に約2000人いると言われています。
元々皮膚科診療を行っているクリニックが美容機器を取り入れて自費診療と並行して行っているところも増えてきているので、実際には更に多くの医師が美容医療分野に進出していると思われます。
魅力的なタイトルの様々なシンポジウム
さて、シンポジウムの内容は多岐に渡ります。
- ①.眼や鼻の形成(いわゆる二重、目頭・目尻切開、たれ目形成、隆鼻など)
- ②.豊胸(シリコンバッグやヒアルロン酸・アクアフィリングなどによる豊胸)
- ③.機械によるアンチエイジングや部分痩身(機械による顔や体の引き締めなど)
- ④.フィラー(おなじみヒアルロン酸によるプチ整形)
- ⑤.再生医療(PRPや幹細胞強化自家脂肪移植)
- ⑥.修正手術(二重や隆鼻後の修正)
- ⑦.脱毛
- ⑧.スレッドリフト(各種糸によるフェイスリフト)
- ⑨.コスメティックセッション(日本検定協会会長による講演と検定)
このほかにも海外からの演者による講演など、様々なものがありましたが、全体を通して感じたのは、医師の皆さんがいかに患者様のことを考えて日々努力していらっしゃるかと言うことでした。
患者様のご希望に最大限沿うような施術を選び、結果に満足して頂くための技術を磨いていらっしゃることはもちろんですが、痛み・腫れ・内出血・ダウンタイムなど、美容施術を受ける上で避けては通れないデメリットの部分を最小限に抑えるように常に考え、工夫されているということです。
美容医療の進化とともに
また、美容外科・美容皮膚科のトレンドは、体に負担がかからない施術へと大きくシフトいています。
例えばお顔のタルミが気になる方への施術としては、侵襲性の高い切るフェイスリフトよりはフィラー(※1)スレッドリフト(※2)、又は機械による引き締めを選択される患者様が増えていますし、部分やせも、脂肪吸引などのダウンタイムが長い施術よりは、脂肪を分解する注射や機械による痩身の方が主流です。

より効果が高く身体に負担が少ない施術へと進化
これらの施術が選ばれるようになったのも、フィラーや糸の注入・挿入技術が成熟してきたり、機械の性能が上がってきているからではないでしょうか。
きれいになるためには多少のデメリットも受け入れなければならないとは言え、少しでも痛みなどのダウンタイムは少ない方が良いですもんね。
私が注目している再生医療
私が個人的に気になったのは、今話題の再生医療についての講演です。
再生医療と言えば近年話題のips細胞の話などを思い浮かべる方が多いと思います。
こう聞くと、普段の自分たちの生活にはあまり身近でないと思われる方も多いかと思いますが、科学の力を最大限に利用した真皮線維芽細胞や、その成長因子を用いたお肌の若返り治療、脂肪幹細胞を用いた豊胸などは将来性と確実性を感じることができ、効き目への期待感を伴って魅力的に感じました。
どの施術も「今すぐ受けてみたい!!」と思わせるようなものばかりだと感じました。
※品川スキンクリニック品川本院の金克知先生と、新潟院の武内大先生。
また、コスメティックセッションなど、一般の方が入ることができる講演もありました。
こちらは美容クリニックで必要なコスメに関する知識を広げるもので、参加されている方々はほとんどが女性でしたが、男性の受講者もいらっしゃり、美意識の高い方は女性だけではないと感じました。美容関連企業で働いている方も参加されていらしたのかなと思います。
2日間にわたって触れられた様々な最新情報
また、楽しみにしていたのは業者さんによる器械・製品展示ブースです。
ここでは、気になっていた機械について実際に業者の方に機能や効果を聞いたり、新しい器械などの情報が入手できます。

KIEV, UKRAINE - MARCH 25, 2016: Visitors visit MedicaLaser professional esthetic medicine equipment trade company booth at 16th National Congress of Beauty Industry Estet Beauty Expo 2016 in IEC.
あまり市場には出回っていないコスメや医療機関でしか取り扱っていない化粧品のサンプルなどもいただく事ができ、その点でも楽しめました。
展示ブースエリアの一角にはコーヒーなどが自由に飲める場所もあり、疲れた時には一息つくことも出来ます。
このような感じで、学会は最新の美容情報に触れたり、美容外科の実際を学ぶことができ、1日中楽しむことができます。
一般の方でも美容に興味がある方にはクリニックの裏側を見ることができるので、参加してみてもいいのかも?!
私は来年の学会も是非参加してみたいと思いました!
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