しっかり寝て元気なのに「寝不足?」「なんか疲れてるね。」と周りから言われることありませんか?その原因は、目の下の「クマ」かもしれません。クマがあるだけで疲れてみえたり老けてしまってみえたり‥。できるものなら今すぐ消し去りたい!と思っている方がほとんどではないでしょうか。
実は、クマにはいくつか種類があります。クマの種類によって改善策が異なってきますので、まずは自分のクマが「何クマ」なのか知ることが大切です。
クマの見分け方
青クマ
昨日までなかったのに気がつけばアレ!?となりやすい青クマは、「血行不良」でできることが多いクマ。皮膚の下の静脈の色が青く見えるもので、日々濃くなったり薄くなったりします。目尻を横に引っ張ると薄くなるのが特徴です。
茶クマ
茶クマの主な原因は「色素沈着」。特徴としては、皮膚が引っ張られるとクマも一緒に動きますが、日々変化することはありません。また、目尻を横に引っ張ても変化がありません。
黒クマ
黒クマの正体は「影」であることが多いと言われています。鏡を上にしてみたり、皮膚を引っ張てみると、クマの色が消えて見えなくなります。コンシーラーなどのメイクで隠せないというのが特徴です。
クマのタイプの原因と対策
青クマ
青クマは、寝不足、ドライアイ、疲れ、ストレス、冷え、肩こり、貧血、ホルモンバランスの乱れによる血行不良が主な原因です。これが俗にいう「疲れてない?」と言われてしまう、そのままの理由のクマです。
こちらは比較的改善がしやすく、マッサージをしたり、暖かい蒸しタオル等で目元の血行・リンパの流れを促進したり、新陳代謝を促すことですぐに改善することができます。もちろん、しっかりと睡眠をとって疲れを溜めないことも大事なポイントです。
茶クマ
茶クマは、紫外線、乾燥、こすりすぎ、誤ったスキンケア、ターンオーバーの乱れ(肌荒れ)などの原因による色素沈着からできてしまうクマ。こちらは、目元の刺激を最大限減らす(こすらない、アイメイクはごしごし落とさない)ことが重要です。
目元の保湿をしっかりして上げたり、メイクオフの時は、アイメイク専用リムーバーでやさしくオフしたり、ターンオーバーの促進を促すサプリメント(レチノール等)摂取したり、UVケアでメラニン生成をブロックする等、日頃から丁寧にケアを行うことで改善できます。
黒クマ
黒クマは別名「影クマ」と言われ、もともとの骨格や目元の脂肪の多い、少ない、あるいは加齢などによるたるみで現われる影に近いものです。たるみによって出来ている場合もありますし、骨格が原因の場合もあります。目の下の脂肪が多い方や目が大きい方、頬骨が張っている方などがなりやすいと言われています。
そして、黒クマはコンシーラーで隠すことができない、改善方法もない(骨格を変えれば別ですが)一番やっかいなクマで、加齢によって目の周りの筋肉が弱ってたるむことでより影が目立ってしまうこともあるのです。
やっかいな「黒クマ」を改善するには
【黒クマ対策1】スキンケア
あらゆるクマに共通していることですが、目元の乾燥はクマにとっても大敵です。寝る前に目元用のクリームもしくは目元用パックを使用したり、日中の化粧直しには化粧の上から塗れる日中用目元美容液で+αの目元の保湿ケアをしましょう。
【黒クマ対策2】メイク方法
黒クマは目元の影ですので、コンシーラーで隠すことは全く意味がありません。「影には光」で対抗するように、目元に光を集めることが重要になります。例えば、目の下の影になっている部分にオレンジ系やピーチ系の明るめのアイシャドウをうすく伸ばし、この影の境目になっているくぼみの部分にパール系のお粉・下地等をくぼみにそって目尻側まで線のようにひきます。そうすると光があたった瞬間きらきらと輝いて、ぱっと目元が明るくなります。
この影クマは顔から消えてくれることがないので、改善ができなく、緩和するしか方法しかありません。しかしながら、最近では美容外科や美容皮膚科のヒアルロン注射やレーザー治療等で、比較的お手頃な価格でこの影クマを改善することができるようです。「隠すだけじゃ意味がない。根本的に影クマをなくしたい!」という方はチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
おわりに
いかがでしたでしょうか。自分のクマのタイプを見極めて適切なケアをすることで、明るく元気な印象の目元を目指しましょう。
ライター:SANTI |